認識の問題――2009年06月03日

▼モスクワ 認識あれど鈍い反応
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2009060202000230.html
《「あと五十年待てば日本の要求は三島になる」−。先のプーチン首相の訪日後、ロシア有力紙にこんな論評が載った。谷内正太郎政府代表が述べたとされた北方領土「三・五島返還論」に触れ、交渉をずるずると長引かせればもっと譲歩を引き出せると皮肉ったのだ。
 そもそもロシアメディアでは、首脳訪日に際し領土関連報道自体が珍しい。返還へ向け、協議の加速を期待した日本側との温度差は大きい。》

▼強姦を「公然わいせつ」と説明 京都教育大学長の不思議感覚
http://www.j-cast.com/2009/06/02042423.html
《京都教育大生による集団準強姦事件で、大学側が会見で「公然わいせつ」と考えていると明かして物議を醸している。司法関係者も、加害者が複数いる状況の認識が誤っていると首をひねる。警察に届けなかったことにも疑問が出ているが、大学側は、その理由などを「教育的配慮」と繰り返している。
 …… 大学では、3月3日に事件を知りながら、これまで警察への通報や学生処分の公表をしていなかった。寺田学長は会見では、いずれも教育的配慮を強調。捜査上の影響や自殺の懸念などを理由に、当初は処分内容も明かさなかった。
さらに、今回の事件について、現在も「公然わいせつ」と考えているとまで言ったのだ。学生に事情聴取したというが、なぜそう認定したのかは明らかにしていない。》