F1騒動――2009年06月19日

▼「新シリーズ準備」と警告=コスト削減策めぐる対立で−F1チーム協会
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2009061900370
《自動車レースのF1世界選手権シリーズに参戦しているフェラーリトヨタなど主要8チームで構成するF1チーム協会(FOTA)は18日、来季から導入が予定されているコスト削減策に反対し、統括団体の国際自動車連盟(FIA)から離れた新シリーズの準備を始めると発表した。事態が収拾しない場合、F1の分裂に発展する可能性が出てきた。
 F1各チームは、FIAが来季からの導入を決めた任意のコスト上限制が、異なる規定の車両が同じ選手権を争う不公平を招くとして反発。その後、両者の交渉で妥協点に歩み寄ったとも伝えられ、12日に発表された来季参戦リストには、条件付きで参戦申請した8チームを含む今季10チームに新規3チームを加えた13チームが掲載された。しかし、FIAが新規約撤回に応じなかったため、今回の声明に至った。》

FOTA F1に代わる新シリーズの立ち上げに着手へ
http://www.afpbb.com/article/sports/motor-sports/f-one/2612891/4281991
《AFPが入手したFOTAの声明では、FIAの計画に反対している各チームは、2010年以降はF1から分裂した新たなシリーズを発足させる準備を進めるとしている。
 同声明では「このスポーツの根本的な価値に対する譲歩をし続けることはできない。そのため、2010年選手権への参戦に関する条件の修正を拒否した。チームは参加者とそのスポンサーの価値を反映した新たな選手権の準備に着手するしか手段がない。(新たなシリーズの)透明性のある統括団体と単一のルールは新規参入を促し、スポンサーや大株主のため、世界中で入場価格を下げるといったファンの要望に喜んで耳を傾けるだろう」とされている。》

FOTA、新シリーズ立ち上げを宣言
http://www.as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=20668
《「特にマニュファクチャラーチームは、インディペンデントチームに対してサポートを提供してきた。インディペンデントチームの多くは、FOTAの取り組みがなければ現在このスポーツに参戦することはなかっただろう。FOTAのチームはさらに、持続可能な将来のモデルを持つ、自発的かつ大幅なコスト削減に合意した」
「こういった努力をしてきた全チームは、FIAと商業権所有者に対し、2012年末まで参戦する用意があると伝えた」
FIAと商業権所有者は、FOTAを分裂させるために動いた」
「大多数のチームの意向は無視されている。さらに、2006年から長きにわたり、商業権所有者により何千万ドルもの金が差し引かれてきた。このことおよび妥協のない状況にもかかわらず、FOTAは心から歩み寄りを求めてきた」
「しかしながら、チームはこのスポーツの基本的な価値について妥協し続けることはできないことが明らかとなり、2010年世界選手権への元々の条件付きエントリーを変えることを拒否した」》

▼F1連盟会長最終勧告、予算制限で譲歩も
http://www.nikkansports.com/sports/motor/news/p-sp-tp2-20090619-508246.html
《F1を運営する国際自動車連盟(FIA)のマックス・モズレー会長が18日、予算制限を含む来季新ルール撤廃を条件にエントリーしている5チームに最終勧告文書を送った。エントリーの最終期限は19日。F1分裂の危機もはらむ状況の打開のため、無条件エントリーと引き換えに、予算制限の段階的導入も提案した。来季から4000万ポンド(約61億円)以下の現行案を変更し、来年に1億ユーロ(約135億円)、11年に4500万ユーロ(約60億7500万円)にするというもの。FIAの譲歩に対するチーム側の反応が注目される。》

▼CIAが職員募集、失業中の金融マンも歓迎
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1245388854848.html
《米中央情報局(CIA)が職員を募集している。6月22日にニューヨークの某所で面接が行われる予定だ。
 CIAはラジオでの求人広告で「経済や経営、金融関係のプロのみなさん。利益を追い求めることだけでは満足していないのなら、CIAにはほかにはない仕事があります」と呼びかけた。……当初の給与は、新卒者の場合は6万ドル(約580万円)で、経歴により最高で16万ドル(約1550万円)。手厚い福利厚生もある。》

▼ストリンガー・ソニー会長、ソフトとハードの「ワンツーパンチで勝利」 総会で
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090619AT3L1903W19062009.html
ソニーは19日、都内で株主総会を開いた。出席した株主からは同社の今後の事業戦略や経営方針に関する質問が目立った。ハワード・ストリンガー会長兼社長は他社の音楽携帯端末やゲーム機の競争力が向上したことを認めながら「我々はネットワークの時代で再び打ち負かされることはない。優れたハードウエアの技術にソフトウエアを組み合わせ、ワンツーパンチで勝利する」と強調した。》

▼TBS緊急改編…水戸黄門(再)が小林麻耶を救う!? 大苦戦中の「THE NEWS」の直前に移動
http://www.zakzak.co.jp/gei/200906/g2009061915_all.html
《低視聴率に苦しむTBSが7月20日から平日午後の時間帯の番組改編を断行する。春秋以外に改編を行うのは極めて異例。安定した視聴率が望める「水戸黄門」を大苦戦中の「総力報道!THE NEWS」の直前に放送して視聴率を引き上げる作戦だ。黄門様は小林麻耶キャスター(29)を救えるのか。
 3月末に大幅な番組改編を行ったTBSだが、平日午前11時から4時間の生情報番組「ひるおび!」が大誤算。6−8%台と視聴率が安定している「水戸黄門」の再放送以外はほとんどが5%台に届かず、ネット上では消費税にも満たないという意味で“税割れ”とも揶揄される始末。期待の「THE NEWS」の足を引っ張っている。
 そこで、唯一健闘している「水戸黄門」を「THE NEWS」の前(午後4時53分)に放送する。「ひるおび!」を1時間短縮してニュース色を強め、これまで夕方に放送していた「サカスさん」を午後2時台に繰り上げ。内容も夏休みをにらみ、若者向けにリニューアルする。
 午後2−3時台はドラマの再放送枠に充てる。「渡る世間は鬼ばかり」のほか、夏休み期間中は韓国版「花より男子」、NHKで放送した韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」を投入。なりふりかまわぬ再放送攻勢で、年配や女性の視聴者獲得を目指す方針だ。
 一方、TBS系ながら大阪・毎日放送は再放送に頼らず、平日午後3−5時50分に独自の生活情報番組ちちんぷいぷい」を放送。同局専属の角淳一パーソナリティーを軸に人気お笑いタレントがレギュラーを務め、安定的な視聴率を維持している。現在では関西ローカルを脱して、一部地方局にもネットしているほどだ。》