迷走――2009年07月02日

▼マイケル遺言書にダイアナ・ロスの名 遺産5億ドル超?
http://www.asahi.com/showbiz/news_entertainment/TKY200907020040.html
《急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんが02年に書いた遺言書が1日、米ロサンゼルス郡地裁を通じて公表された。母キャサリンさんを3人の子の財産を管理する後見人に指定。キャサリンさんが死去した場合の後見人には、長年の交友関係があった歌手ダイアナ・ロスさんを指名している。
 遺言書は02年7月7日付で、全5ページ。遺産はすべて財団「マイケル・ジャクソン・ファミリー・トラスト」に譲るとし、財団の受益者としてキャサリンさんと12歳、11歳、7歳の3人の子の名が挙げられた。一方で父ジョーさんの名はどこにもなく、遺言書作成の3年前に離婚した元妻デビー・ロウさんは「意図的に外した」と書かれている。
 1日、遺言書の内容確認を裁判所に申し立てたジャクソンさんの代理人は、遺産総額について「定かではないが、5億ドル(約483億円)を超える」としている。
 米メディアによると、ジャクソンさんの邸宅兼遊戯施設「ネバーランド」(米カリフォルニア州)で3日に遺体を一般公開するとの米CNN報道について遺族は1日、代理人を通じて否定する声明を出した。 》

▼米新車販売がまた悪化 6月30%減、GM再建へ重し
http://www.asahi.com/business/update/0702/TKY200907020069.html
《米調査会社オートデータが1日発表した6月の米新車販売は計約85万台で、1営業日あたりの販売台数が前年同月より約30.6%減った。年換算では969万台となり、今年最高だった前月の991万台よりも悪化し、依然として下げ止まらない。
 年換算で1千万台を割り込むのは6カ月連続。前年同月比の下落率が30%を超えたのは、金融危機が深刻化した昨年10月以来9カ月連続。この間の下落率は今回の6月が最も小さいが、大幅な落ち込みが続く状況は変わらない。前年同月割れは07年6月以来25カ月連続となり、市場縮小の長いトンネルは3年目に入った。 》
麻生首相迷走、役員人事も潰されちゃった
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090702-513153.html
《「麻生迷走劇場」が止まらない。麻生太郎首相(68)は1日、かねて意欲を示していた党役員人事を見送り、兼務解消目的で閣僚の補充人事だけ行った。役員人事に、党内からすさまじい反発に遭い、結局「プチ人事」にとどまり、指導力のなさが露呈。今後「麻生おろし」が強まるのは確実で、唯一残された解散権行使に踏み切れるのかどうか。東国原英夫宮崎県知事(51)の入閣も消滅、次期衆院選での擁立も難航中との見方もある。誤算、誤算の麻生氏は、青息吐息だ。
 ……麻生氏は当初、党4役のうち地味なイメージがぬぐえない細田博之幹事長、保利耕輔政調会長を交代させ、幹事長には側近の菅義偉選対副委員長の起用を検討した。民主党岡田克也幹事長と対抗できる発信力を備え、反麻生グループとのパイプを持つ菅氏を起用すれば、「麻生おろし」を封じ込められる思惑もあった。しかし、最大派閥町村派を筆頭に、各派閥が反発。側近の大島理森国対委員長まで異論を唱え、一気に「反麻生」包囲網が広がった。
 基盤が弱い麻生内閣は、町村派を敵に回せば立ち行かない。役員人事に理解を示したのは安倍晋三元首相ら少数。6月30日夜、約2時間にわたった森喜朗元首相との会談で説得され、強行突破の選択肢は消えた。
 また、人事情報が次々と外に漏れ、情報だけが独り歩き。麻生氏が明確なビジョンを示さなかったこともあり、「やる」「やらない」の報道が繰り返され、結果的に「ぶれの極地」(関係者)と映った。》

東国原知事「入閣騒動」:強気が裏目 国政転身 道険し 県民「はしご外し」自民批判
http://mainichi.jp/seibu/news/20090702sog00m040003000c.html
《宮崎県の東国原英夫知事の「入閣騒動」は、麻生太郎首相が1日の閣僚補充人事で入閣を見送り、ひとまず幕を閉じた。知事は次期衆院選への出馬をなお模索する構えだが、出馬の条件に掲げた「党総裁選の候補にする」よりハードルの低い「入閣」が見送られたことで、国政転身は不透明さを増した。宮崎県では、知事の国政行きに理解を示す声も出ており、はしごを外す形となった自民への視線が厳しさを増している。》

鳩山代表の収支報告書訂正、寄付者の8割・70人分削除
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090702-OYT1T00004.htm
民主党鳩山由紀夫代表の資金管理団体友愛政経懇話会」による政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、鳩山代表側が訂正した報告書の内容が1日、わかった。
 総務省で閲覧できる2005〜07年の同団体の報告書には、3年間に個人寄付として記載された88人のうち、約8割に上る70人の寄付(計1771万円分)がそっくり削除された。
 収支報告書によると、各年とも、掲載された個人寄付の金額の訂正は1件もなく、70人の寄付そのものがなかったとした。05年には、2回にわたり虚偽記載された人もいた。報告書に記載された寄付者は、05年で69人から18人、06年で51人から13人、07年で64人から16人と大幅に減った。
 この結果、個人寄付の総額が減ったため、報告書への記載が義務付けられていない5万円未満の「匿名寄付」の割合が増大。3年間で総額1億6755万円の個人寄付のうち、匿名の寄付は計1億430万円に上り、その割合も訂正前の56%から62%に拡大した。
 今回の訂正では、削除された個人寄付計1771万円分が、鳩山代表の「貸し付け」として処理され、07年段階で同団体への貸付総額は9771万円になった。
 同団体を巡っては、鳩山代表側の調査で、08年までの4年間で約90人が行った193件、計2177万円分の個人寄付が虚偽記載だったことが判明している。》

▼議員献金も個人資産? 鳩山代表あて 法令違反の疑い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090702-00000101-san-pol
民主党鳩山由紀夫代表が支部代表を務める「民主党北海道第9区総支部」に、平成15年から19年までの5年間、選挙区内の道市町議会議員42人(元職を含む)から、総額約1650万円の個人献金があったことが1日、鳩山氏の献金問題を追及する与党プロジェクトチーム(PT)の調査で分かった。
 献金はすべて毎年12月25日にそろって行われており、金額もほぼ同額で計画的に行われた可能性がある。PTでは「献金は鳩山氏個人の資産を原資とした可能性があり、政治資金規正法違反や詐欺の疑いもある」(自民党幹部)とみている。》