2020年05月18日のニュース・クリップ

日本のコロナ対策「奇妙な成功」 低い死亡率、米外交誌が論評:中日新聞(CHUNICHI Web)

米外交誌フォーリン・ポリシー(電子版)は14日、東京発の論評記事で、日本の新型コロナウイルス感染対策はことごとく見当違いに見えるが、結果的には世界で最も死亡率を低く抑えた国の一つであり「(対応は)奇妙にもうまくいっているようだ」と伝えた。
 同誌は、日本は中国からの観光客が多く、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の確保も中途半端と指摘。感染防止に有効とされるウイルス検査率も国際社会と比べ低いが「死者数が奇跡的に少ない」と評した。さらに「結果は敬服すべきもの」とする一方、「単に幸運だったのか、政策が良かったのかは分からない」と述べた。

ベルギー首相が激励に病院訪問 医療従事者は背を向け抗議 | NHKニュース

ベルギーでは新型コロナウイルスの感染が終息しない中、首相が医療従事者を激励しようと病院を訪れたところ、出迎えた医療従事者が首相が乗った車に背を向ける異例の態度をとり、現地のメディアは待遇などへの不満から抗議の意志を示したと伝えています。
ベルギーでは16日、ウィルメス首相が医療従事者を激励しようと、首都ブリュッセルにある病院を訪れました。ところが、病院では首相が乗った車の列が到着すると、出迎えのために道の両脇に並んでいたマスクを着けた医療従事者が、次々と車に背を向ける異例の態度をとりました。
これについて現地のメディアは、首相が医療従事者から冷たい対応を受けたと相次いで伝えました。

新型ウイルスワクチン、サルが免疫獲得か 米英研究チーム - BBCニュース

新型コロナウイルスのワクチン開発で、ワクチンを接種したアカゲザルが免疫を獲得したとみられることが明らかになった。米英の研究チームが査読前の論文掲載サイト「bioRxiv」で発表した。
この実験は、米政府機関の国立衛生研究所 (NIH)と英オックスフォード大学の研究者によってアメリカで行われた。……実験では、複数のサルをSARS-CoV-2ウイルスに感染させた。ワクチンを接種した6匹の肺や気道から見つかったウイルス量は、ワクチンを接種していないサルよりも少なかったという。

フランス、有害コンテンツ「1時間以内の削除」を企業に義務付け - BBCニュース

フランス議会は14日、インターネット上の有害コンテンツを通報から1時間以内に削除するようソーシャルメディア企業などに求める法律を可決した。
削除の対象となるのは、フランス当局がテロや児童性的虐待と関連すると見なしたコンテンツ。期限を守れなかった企業には最大で世界売上高の4%の罰金が科されることになり、大企業にとっては数十億ユーロもの負担となる。……1時間という期限は企業の規模に関わらず適用されるが、これに対応できる資源を持っているのはグーグルやフェイスブックといった巨大企業だけだという指摘もある。

東京新聞:需要減 価格競争力上がる 米の発電量 再エネが石炭超え

米国の二〇二〇年の発電量見通しで、再生可能エネルギーの割合が二割を超え、初めて石炭を上回ることが分かった。……米エネルギー情報局(EIA)が発表した短期エネルギー見通しでは、二〇年の発電量全体は前年比5%減。発電源別では石炭が25%減の一方、価格競争力が高まっている太陽光や風力といった再エネが11%増加。この結果、発電比率は石炭が24%から19%へ、再エネは17%から20%へと逆転する見込みだ。……再エネ需要の高まりはコロナ禍の影響下でも世界的に顕著だ。国際エネルギー機関(IEA)は四月下旬に発表した報告書で、感染拡大に見舞われた今年一~三月期でも再エネだけは前年同期比で需要を伸ばしたと指摘、「操業費の安さ」などを要因に挙げた。