西松建設を巡る疑惑 まとめ Vol.32

▼小沢代表辞意:【会見詳報1】政権交代の実現に向け、この身をなげうつ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090511mog00m010018000c.html
《小沢代表:それでは私から申し上げます。メモにしましたので後で諸君にも配りますけど、メモを読み上げさせてもらいます。
 挙党一致をより強固にするためにということで、きたる衆議院総選挙での必勝と政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするためにあえてこの身をなげうち、民主党代表の職を辞することを決意しました。国民の皆様、支持者のみなさまにご心配をおかけしたことをおわび申し上げますとともに、特にこの3年間、至らぬ私を支えてくださいました同僚議員の方々、党員、サポーターの皆様に心よりお礼を申し上げます。》

▼小沢代表辞意:【会見詳報2】民主党による新しい政権が私の最終目標
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090511mog00m010019000c.html
《もとより今度の総選挙は国民自身が政権を選択して、自らこの国と国民生活を救うまたとない機会であります。民主党にとっては最大のチャンスであります。民主党を中心とする新しい政権を作り、国民の生活が第一の政治を実現して、日本の経済、社会を根本から立て直すこと、そして政権交代によって日本に議会制民主主義を定着させること、この二つが民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標にほかなりません。
 日本のために、また国民にとって民主党にとって、また私自身にとってもここで勝たなければならないのであります。それを達成するためには党内の団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に挙党一致で臨みさえすれば、かならず勝利することができると確信しております。》

▼小沢代表辞意:【会見詳報3】連休中、熟慮を重ねた 補正後に代表選を
http://mainichi.jp/select/seiji/ozawa/news/20090511mog00m010020000c.html
《私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にするうえで少しでも差し障りがあるとするならば決してそれは私の本意ではありません。政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。まさに身を捨て、必ず勝利する、私の覚悟、決断はその1点にあります。
 連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも直ちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待ったうえで、速やかに代表選挙を実施していただきたいと考えております。
 重ねて申し上げます。新代表のもとで挙党態勢を確立して、総選挙に臨むことが何よりも重要であります。もちろん私もその挙党態勢の一員として新代表を支え、総選挙必勝のために最前線で戦い続けたいと思います。国民のみなさま、引き続き民主党をご支持くださいますよう、心よりお願いを申し上げます。ありがとうございました。》

▼小沢代表辞意:【会見詳報4】私自身が去ることで挙党一致で戦う態勢に
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090511mog00m010021000c.html
《Q:党内の結束、挙党態勢を強固にいうことで考えがあったのか。なぜこの時期なのか。離党、議員辞職も含め、今後の政治活動については。
小沢代表:第一点はみなさん自身の報道によくある通り。結果として党内が不安定になったりしてはいけない。私がメディアの批判の矛先の相手なら、私自身が去ることによってそれが交わされ、みんなが安心、安定して、総選挙に向け挙党一致で戦う態勢にしたいし、私もその一員として協力したい。
 きょう辞意表明したからといって、政治家を辞めるわけではない。あとわずかな総選挙までの期間、代表を退いても全力で政権交代へ頑張りたい。
Q:辞意を決断するに至った経緯と、総選挙対策の活動は具体的にどうか。
小沢代表:代表を辞する決断をしたのは最終的に連休でゆっくり考える時間ができた時点。選挙のやりかたについては、選挙必勝の私自身のやり方で今後も全力で頑張る。》

▼【小沢辞任】会見詳報(1)「挙党態勢確立が何よりも重要」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090511/stt0905111732021-n1.htm
《「それでは、私から申し上げます。メモにしてきましたので、あとで諸君にも配りますけれども、メモを読み上げさせてもらいます。
 挙党一致をより強固にするために、ということで、来る衆議院総選挙での必勝と政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身をなげうち、民主党代表の職を辞することを決意しました。国民の皆様、支持者の皆様に、ご心配をおかけして参りましたことをおわびしますとともに、特にこの3年間、いたらぬ私を支えてくださいました同僚議員の方々、党員、サポーターの皆様に心よりお礼を申し上げます。
 もとより、今度の総選挙は、国民自身が政権を選択して、自ら国民と国民生活を救う、またとない機会であります。民主党にとっては悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。民主党を中心とする新しい政権をつくり、『国民の生活が第一』の政治を実現して、日本の経済社会を根本から建て直すこと。そして、政権交代によって、日本に議会制民主主義を定着させること。
 この2つが、民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標に他なりません。
 日本のために、また、国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でもここで勝たないとならないのであります。それを達成するためには、党内の結束、団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。
 私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の体制を強固にする上で、少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。
まさに、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。
 連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することにいたしました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待った上で、速やかに代表選挙を実施していただきたいと考えております。
 重ねて申し上げます。新代表の下で、挙党態勢を確立して、総選挙に臨むことが何よりも重要であります。もちろん、私もその挙党態勢の一員として、総選挙必勝のために、最前線で戦い続けたいと思います。国民の皆様、引き続き民主党をご支持くださいますよう心よりお願いを申し上げます。ありがとうございました」》

▼【小沢辞任】会見詳報(2)「別に政治家を辞めるわけではない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090511/stt0905111803023-n1.htm
《女性の声で「小沢さん辞めないでください」
 小沢氏「ありがとう」
 −−党の結束や挙党態勢ということに不安があったのか。なぜこの時期に辞めるのか改めてうかがいたい。また、代表が離党するのではないかとか、議員を辞めるのではないか心配があることも事実だ。その点も含めて今後の政治活動は
 「第一点はみなさん自身がよくお分かりだと思います。連日、みなさんの報道にありますから、それによって結果として、党内が不安定になったり、みんなが不安になったりしてはいけない。私がそのメディアの批判の矛先の相手であるとするならば、私自身が去ることによってそれがかわされ、そしてみんなが安心して安定して総選挙に向けて、挙党一致で戦う。
 そういう体制をぜひ作り上げてもらいたいし、私も一員として協力していきたい、そう思っています。それから、今日辞意表明をしたからといって別に政治家を辞めるわけではありません。もうあとわずかの総選挙までの期間でございます。代表を退いても全力で政権交代のために頑張りたいと思います」
 −−辞意を決断するに至った経緯は。その決断はいつか。新代表を支えるということだが、総選挙対策として、具体的にどのような活動をするか
 「私が民主党の代表を辞するという決断をいたしましたのは、最終的に連休でゆっくり考える時間ができた時点でございます。それから選挙のやり方につきましては質問者も長年見ておられるはずであります。選挙必勝の私自身のやり方で、今後も全力で頑張ります」
 −−代表の後継を選ぶ代表選については、政権交代、首相をかけるが、どのような代表が望ましいか。現時点で意中の人はいるのか。もうひとつは次期衆院選で代表自身が公認は最後でいいということで、まだ公認はしていないが、次期衆院選に立候補するのか
 「辞めていく者が次の人について論ずるべきではないだろうと思っております。ましてや、まだだれが立候補するか分からない段階ですから、質問にはお答えいたしかねます。それからさっき言ったように、別に私辞めるわけではありません。
 次の総選挙で勝つことが私の最大の願いであり、それは日本の国にとって、国民にとって必要な政治の転換だというふうに思っておりますので、どこの選挙区であれ、全力で戦い、必ず勝ち抜いてまいりたいと思ってます」
 −−代表辞任後の新執行部から執行部に入ってもらって党幹部の職を続けてほしいとか、もしくは参院選以降、代表中心になって選挙態勢を組んできたから選挙について責任を持つ立場についてほしいという要請であれば受けるつもりはあるか
 「あのー、まだ私が今日辞意表明して、選挙の日取りをはじめとする選挙の手続きもまだ決めておりません。それは明日からです。そして顔ぶれもどのような方が立つかさえも分かりません。
 ですから、新しい代表になってから、なったらどうこうするかという仮定の質問に今は答えるべきではないと思います。ただ一般論として、党員である以上、みんなで決めたことは守らなければはなりません。それが民主主義です。
 『自分は意見が反対だったから、守らない』では国会もすべて成り立ちません。反対した法律でも多数で成立すれば、それは法律です。みんなで話し合いの上まとまればいちばんいいことですが、話し合いがつかなかった場合は多数決、選挙ということで決することが先人の知恵であり、民主主義の基本であります。ですからそれによって選ばれたリーダーの命について、私ばかりではなくして、全員が守っていかなければならないと思っております」
 −−代表の進退について政権交代可能かどうかを判断基準とすると繰り返し言っていたが、この状態で選挙に勝てるという判断や国民の理解を得られるという判断を示してきた。その発言と比べて、今日の内容は乖離(かいり)があると思うが
 「まったく私の話を今聞いていただき、配ったメモを読んでいただければ、何の乖離も、何の矛盾もありません。民主党にとって、挙党一致、団結して力を合わせて、国民に訴えるという態勢さえできておれば、必ず国民の信頼を得られると思っております。
 その意味において、私は今日でも民主党は国民の理解を得られると思っておりますけども、そのことをさらに万全なものにするために、少しでもマイナスの部分はこの際、自分自身が身を引くことによって取り除いていきたい。そして、なんとしても政権交代を実現したい。それが国民のためであり、われわれ民主党の使命であると、そう考えているということであります」》

▼【小沢辞任】会見詳報(3)完「なぜ離党、議員辞職しなければいけないのか」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090511/stt0905111827025-n1.htm
《 −−辞任が遅すぎたことで党にダメージを与えたという声がある。政権交代に貢献するために離党、議員辞職も選択肢として考えられるか
 「なぜ離党、議員辞職しなければいけないんですか? 私は政治資金の問題についても一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理し、報告しております。刑事的な責任で身を引くわけでもありません。
 皆さんのお力添えのおかけで私が3年前に代表職を引き継いだときには(民主党は)ほんとうに1けた台の支持だったと思いますが、今、皆さんの懇切丁寧な報道ぶりにもかかわらず、20%以上の支持をもって自民党とほぼ拮抗(きっこう)しております。私はそういう意味において、本当に国民の皆さんの理解が、わが党に対する理解、そしてやはり政治は変えなくてはいけないという理解が進んでおる証左だと思っておりまして、私も微力ながらそのことに多少なりとも貢献してきたのではないかと思っております。
 あなたはなに、どこだっけ、会社は?」
 −−日本テレビです
 「日本テレビでもよく国民の皆さんを調査をしてみてください」
 −−「小沢首相」を求める世論の多数の声にこたえられなかった無念の思いはあるか
 「あのー、個人的に私を強く支持してくださる方は、私が民主党代表として総選挙に勝ち、総理大臣になることを願っていてくれたことと思います。しかし、私は私自身が何になる、ならないということはまったく自分にとっては問題ではありません。
 民主党を中心にして、とにかくこの(自民党)長期政権、腐りきった政権を代えなければいけない。政権交代、それが果たされれば私自身にとりましてはまったく本懐でありまして、それ以上の期待をしてくれた支持者の方がおりましたとしたら、それは申し訳ないことではありますけれども、私の政治家としてはまったくこの政権交代、国民生活第一の政治、国民サイドに立った政治、そして日本における議会制民主主義の確立、これが樹立されれば、少なくともそのスタートを切れるということを自分の目で確かめることができるとしたならば、それはまさに政治家の本懐、男子の本懐、そう考えております」》

官房長官「世論受け止め決断したのでは」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090511/stt0905111746022-n1.htm
河村建夫官房長官は11日午後の記者会見で、民主党小沢一郎代表が辞任の意向を示したことについて、「(西松建設による違法献金事件への)世論の『説明責任を果たしていなかった』との厳しい声を受け止めて決断したのではないか」と分析した。
 民主党代表交代が今後の国会運営や政局に及ぼす影響については、「麻生太郎首相はかねてから政局より政策と言ってきた。党利党略は考えていないと思う。首相を補佐する立場としてはまずは予算を通すことに傾注してほしい」と述べ、衆院解散よりも平成21年度補正予算案などの今国会での成立に引き続き全力を尽くす考えを示した。》