西松建設を巡る疑惑 まとめ Vol.9

▼西松前社長「献金はダム受注目的」 影響力を期待
http://www.asahi.com/national/update/0304/TKY200903040170.html
小沢一郎民主党代表の資金管理団体陸山会」をめぐる違法献金事件で、政治資金規正法違反容疑で逮捕された準大手ゼネコン「西松建設」前社長の国沢幹雄容疑者(70)らが東京地検特捜部の調べに対し、「小沢代表側への献金はダム工事などを受注するためだった」などと供述していることが関係者の話でわかった。
 実際、西松建設は06年に、国土交通省が発注する岩手県内のダム工事の一部を約100億円で受注。同社側はこの受注を献金の成果と受け止めていたという。
 特捜部は、西松建設が東北地方のダムなど大規模公共工事の受注で便宜を図ってもらうよう期待して小沢代表側への献金を続けていた疑いが強いとみて、同代表の公設第1秘書と陸山会の会計責任者を兼ねる大久保隆規(たか・のり)容疑者(47)=政治資金規正法違反(虚偽記載など)容疑で逮捕=らが公共工事の受注に関与していたかどうかなどについて調べを進めるものとみられる。
 調べなどによると、西松建設陸山会献金する際、会社名を出さないためのダミーとして使っていたのは、同社OBが代表を務める政治団体新政治問題研究会」(95年設立、06年解散)と「未来産業研究会」(98年設立、06年解散)。他人名義での献金や政党側以外への企業献金政治資金規正法で禁じられているが、大久保秘書は、西松建設からの政治献金(計2100万円)であることを知りつつ、この献金が両団体からの寄付だったように03〜06年の政治資金収支報告書に虚偽記載をした疑いなどが持たれている。
 一方、関係者によると、西松建設は、二つの政治団体の設立当初から、陸山会や小沢代表が代表を務める政党支部献金を始めたという。こうした献金を始めた理由について、国沢前社長は「西松建設は東北地方で仕事をとれないため、小沢代表側を頼った」という趣旨の供述をしている模様だ。
 複数のゼネコン関係者によると、小沢事務所は、地元の岩手県など北東北3県を中心に公共工事の受注で強い影響力を持つとされる。この地域での大規模な公共工事の一つとして、西松建設は他の2社との共同企業体(JV)で06年3月、国交省東北地方整備局が発注する「胆沢(い・さわ)ダム」(岩手県奥州市)建設工事の一部の入札に参加。洪水時に流水をためるなどして安全に下流に流すための施設工事を約100億円(後に約90億円に減額)で落札した。
 関係者によると、国沢前社長や西松建設の営業担当者は、この受注について献金の成果が表れたと評価していたという。
 小沢代表は4日の会見で、「献金に対して私や秘書が便宜を供与した事実はあり得ない」と述べた。》

▼小沢氏側が西松建設献金請求書…「企業献金」認識か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090304-OYT1T00588.htm
小沢一郎民主党代表の資金管理団体陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、同会が準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)のOBを代表とする二つの政治団体から献金を受ける際、同社に請求書を出していたことが、同社関係者の話でわかった。
 その後、献金は2団体名義で、請求書の金額通りに行われ、陸山会側からは2団体あてに領収書が発行されていたという。東京地検特捜部も同様の事実を把握しており、小沢代表側が政治団体からの献金西松建設からのものと認識していた可能性が強いことを示す事実とみている。
 二つの政治団体は「新政治問題研究会」(1995年設立)と「未来産業研究会」(98年設立)。特捜部の調べなどでは、陸山会は2団体が解散した2006年までの4年間に、実質的に西松建設からの献金と知りつつ、2団体名義で計2100万円の違法な企業献金を受け、2団体からの献金と記載していたとされる。複数の同社関係者などによると、こうした献金の要請は、小沢代表の秘書らから同社東北支店(仙台市)などに寄せられていたという。
 要請があると、同社では本社の総務・経理部門を統括する管理本部の本部長らが、政治資金規正法違反容疑で再逮捕された前社長・国沢幹雄被告(70)(外国為替及び外国貿易法違反罪で起訴)らの了承のもとに金額を決定。この金額を伝えられた陸山会側は、改めて請求書を作成し、西松建設に渡していた。
 その後、請求書は2団体側に渡り、献金額の振り分けは、団体の手持ちの資金に応じて、決定されていた。振り込みの手続きは、2団体の代表を務めるOBが行っていた。献金が終わると、陸山会側から2団体に領収書が送られてきたという。
 こうした手続きは毎年繰り返され、陸山会側から西松建設側に、「今年もよろしく」などと、前年並みの献金額を求めることもあったという。献金額は、新政治問題研究会が03〜05年に各500万円、06年が100万円。未来産業研究会は03、04年が各200万円、05年が100万円となっている。2団体には西松社員が会費を振り込み、後で同社が賞与などで補填(ほてん)していた。
 この事件では、政治資金規正法違反容疑で、陸山会の会計責任者で小沢代表の公設第1秘書の大久保隆規容疑者(47)が逮捕されているが、同容疑者は容疑を否認している。特捜部は、陸山会の請求書は西松建設に送っていることから、大久保容疑者が、2団体は西松建設のダミーで、実際は西松建設からの献金だと認識していたとみている。》

▼『小沢氏側から献金依頼』 東京地検 西松建設元幹部が供述
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009030402000214.html
《準大手ゼネコン「西松建設」の違法献金事件で、小沢一郎民主党代表側への一部の政治献金について、同社元幹部が「小沢氏側から依頼があった」と東京地検特捜部に供述していることが分かった。小沢氏の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)の逮捕容疑となった政治団体を通した違法献金の枠組みは、小沢氏側への献金を続けるために、前社長の国沢幹雄容疑者(70)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=らが考案したとみられており、特捜部は西松から小沢氏の資金管理団体陸山会」への資金の流れについて解明を進める方針。一方、大久保容疑者は容疑を否認しているという。
 政治資金収支報告書によると、同社OBが代表を務める実体のない政治団体新政治問題研究会」と「未来産業研究会」(ともに二〇〇六年解散)は、大久保容疑者が会計責任者を務める資金管理団体陸山会」や小沢氏が代表を務める政党支部民主党岩手県第4区総支部」、旧自由党政治資金団体改革国民会議」、民主党岩手県連の小沢氏関連四団体に、二〇〇〇−〇六年で総額八千三百万円を献金していた。
 関係者によると、これらの献金の一部は小沢氏側から依頼があったという。
 一九九〇年代の二度の政治資金規正法改正による企業献金の制限を受け、西松が小沢氏側の要請に応えて献金を続けるため、二つの政治団体を設立したとみられる。
 建設業界の関係者によると、小沢事務所はゼネコン各社に金額を割り振り、寄付を要求していたという。
 「仕事で意地悪されないため、献金せざるを得なかった」と証言する。
 特捜部は、大久保容疑者が政治団体を通じた献金が実質的には同社からの献金だったと認識していた疑いが強いとみて調べている。》

▼【小沢氏秘書逮捕】小沢氏側団体が主導 西松建設トンネル献金
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090304/crm0903041340016-n1.htm
小沢一郎民主党代表の資金管理団体陸山会」が、準大手ゼネコン「西松建設」(東京)から事実上の企業献金を受けていた政治資金規正法違反事件で、逮捕された小沢氏の公設第1秘書で、陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)が、西松側に対し、献金額や献金先を具体的に指示していたことが4日、捜査関係者の話で分かった。
 東京地検特捜部は4日正午ごろ、民主党岩手県第4区総支部が入る同県奥州市小沢一郎民主党代表の事務所の家宅捜索を開始、2億円近くにのぼる違法なトンネル献金が、小沢氏側の政治団体の主導で行われてきたとみて、実態解明を進めるもようだ。
 捜査関係者によると、陸山会など小沢氏側の政治団体は、西松のダミーの政治団体新政治問題研究会」(新政研)と「未来産業研究会」(未来研)から、両団体が平成18年末に解散するまでの12年間に総額2億円近い献金を受領していたという。
 これらの献金方法については、大久保容疑者が、西松前社長の国沢幹雄(70)と元総務部長兼経営企画部長の岡崎彰文(67)の両容疑者に対し、具体的な金額や献金先などを指示。2人はこれに応じ、毎年1500万円−2000万円程度を大久保容疑者が指定した銀行口座に振り込んでいたとされる。
 特捜部の調べに対し、西松関係者は「長年の献金は、小沢氏側の政治団体からの要求に応じて支払ってきた」などと供述しているもようだ。
 西松関係者によると、両者の献金授受には、新政研や未来研の関係者は一切かかわっていなかったといい、特捜部はダミー団体を使ったトンネル献金について、小沢氏側の政治団体も違法性を認識していた疑いが強いとみている。
 大久保容疑者は、陸山会の会計責任者に就任した12年以降、小沢氏側の政治団体の資金管理を任されていたという。
 特捜部の調べによると、大久保容疑者ら3人は、18年10月ごろ、新政研の名義をダミーに使って、陸山会に対して行われた西松の企業献金を授受するなどした疑いが持たれている。》

▼「陸山会献金は東北支店要請=小沢氏秘書の規正法違反容疑事件−東京地検
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009030400047
小沢一郎民主党代表の公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)が準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)のダミーとされる政治団体からの献金をめぐり、政治資金規正法違反容疑で逮捕された事件で、同社本社が東北支店からの要請を受け、同容疑者が会計責任者を務める資金管理団体陸山会」(同)に違法献金を続けた疑いのあることが4日、同社関係者の話で分かった。
 東京地検特捜部は同日、岩手県奥州市にある小沢氏の地元事務所などを家宅捜索。西松建設は2つの政治団体を使って、同氏が関係する複数の政治団体献金を集中させており、特捜部は大久保容疑者や前社長国沢幹雄容疑者(70)らの調べを通じ、全容解明を目指す。》

▼威光バックの王国番頭、トラブル続発…逮捕秘書の素顔
http://www.zakzak.co.jp/top/200903/t2009030409_all.html
政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に3日逮捕された民主党小沢一郎代表の公設第一秘書、大久保隆規容疑者(47、写真)は、岩手県釜石市議を経て公設秘書になった。「小沢代表の信頼が厚い」(民主党関係者)人物で、周辺からは「小沢王国の番頭」「側近中の側近」とも呼ばれていた。西松建設からの違法献金の受け皿となったとされる資金管理団体陸山会」の会計責任者だけでなく、別の政治団体の代表も務めている。
 大久保容疑者は1961年生まれ。進学校として知られる釜石市内の県立高校を卒業し、民間企業に勤務した後、91年、釜石市議に初当選した。
 市議2期目途中の99年には釜石市長選に出馬したが、惜敗。衆院選への立候補を表明したこともあったが、後に撤回した。
 大久保容疑者の市議時代を知る釜石市議は「パフォーマンス上手な雄弁家だった」と振り返り、「議場で突然、大声でヤジを飛ばすこともあった」という。
 市長選落選後の2000年、小沢氏の秘書に。政治への意欲と「小沢氏への忠誠心」(関係者)で頭角を現し、小沢氏の「名代」として資金管理など重要な仕事を任されるようになった。その一方で「小沢氏の威光をバックに、自らも剛腕ぶりをアピールし、地元の関係者とトラブルになることもあった」という。》

▼小沢氏続投「姿勢問われる」=河村官房長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009030400434
河村建夫官房長官は4日午前の記者会見で、民主党小沢一郎代表の公設秘書が政治資金規正法違反の疑いで逮捕されたことについて「自らの説明責任を果たされることがまず第一だ」と述べた。小沢氏が代表にとどまることに関しては「公党としてどう対応するか姿勢が問われる」と指摘した。
 河村長官は、二階俊博経済産業相西松建設OBが代表を務めた政治団体二階派のパーティー券を購入してもらっていたことについては「個々についてうかがったわけではないが、適切に処理されているという認識を持っている」と述べた。事件が衆院解散時期の判断に与える影響については「関係ないのではないか」と語った。》

官房長官、小沢氏発言は「理解に苦しむ」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090304-467325.html
河村建夫官房長官は4日午前の記者会見で、民主党小沢一郎代表が西松建設からの違法献金事件をめぐる記者会見で検察批判を繰り広げたことについて「検察は法と証拠に基づいて適切に対処しており、極めて理解に苦しむ。政権交代を掲げる野党第1党として国民に説明責任が果たせるのか」と批判した。
 小沢氏が辞任しない意向を表明したことについては「小沢氏自身の問題であり民主党の問題だ。コメントする立場にない」と述べた。
 西松建設側から二階俊博経済産業相側への資金提供に関しては「(政治資金として)適切に処理していると聞いている」と述べ、問題はないとの認識を示した。》

▼辞任せずに安堵−民主 国会で追及−共産
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030401000319.html
民主党小沢一郎代表が4日の記者会見で西松建設側からの献金の違法性を否定し、代表を辞任しない意向を示したことについて、党内では「大連立のときのような辞任表明に至らず良かった」(参院幹部)などと安堵の声が漏れた。
 鳩山由紀夫幹事長は談話で「小沢氏は説明責任を果たした。違法性は全くない」とし、「総選挙を控えた時期の異常な捜査は政治的意図を疑われて当然だ」と検察を批判した。
 別の参院幹部は「これで民主党の支持率が少し下がれば、党内も引き締まる。自民党衆院解散・総選挙を戦う気になるだろう」と述べた。
 一方、共産党市田忠義書記局長は国会内で記者会見し「小沢氏の言い分は検察と食い違っている。記者会見の説明だけでは国民は納得できない。国会の場で真実を明らかにしていく」と強調、政治倫理審査会の開催などを求める考えを表明した。同時に「自民、民主両党には同じ疑惑がある10数人の議員がいる」と指摘し、小沢氏以外の関係議員についても事実関係を追及する姿勢を示した。》

▼【小沢氏秘書逮捕】小沢氏会見に「明らかに強弁だ」「まったくピント外れ」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903041142012-n1.htm
《■元最高検検事の土本武司白鴎大法科大学院長 
 「嫌疑が濃厚になったから強制捜査に踏み切ったまでで、『権力がほしいままに捜査している』というのは全くピント外れ。捜索・逮捕令状には裁判所のチェックも入っている。
 政治資金規正法の罰則はそれほど重いものではないが、政治家の扱う金が不透明になっている現在、強制捜査する意義はある。
 今回のように扱う規模が大きく複雑な事件の場合は、身柄を拘束するのは当然だ」》

▼「西松建設」裏金事件 2003年分が時効になるなどの理由からこの時期に踏み切りか
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00150543.html
《中堅ゼネコン「西松建設」の裏金事件で、東京地検は相当、検察上層部の間で話を詰めていた。
そして先週末、上層部の方で「これは早めに踏み切った方がいい」という結論を下した。
その大きな理由は、2003年の700万円分が時効になってしまうためで、この額がなくなってしまうと、かなり額が小さくなってしまうという点があったとみられる。
また、どんどん押してしまうと、逆に選挙モードに入ってしまうという思いもあって、できるだけ2008年度中にけりをつけてしまいたかったということが考えられる。
東京地検は、2008年6月から西松建設側の捜査に入った。
そしておよそ1年をかけて、政治献金だと、そして献金が行ったいろんな政党側を1つ1つすべてつぶしていった。
先週、長野県でも1人、聴取を取っていた人が亡くなったが、1つ1つすべてつぶしていったうえで、これは間違いないと、これだったらできるということで、踏み切ったという。
これは、西松建設側からも、何らかの証言を得たものと思われる。
会計責任者が、これは西松建設の団体であると、ある程度わかっていたのではないかと思われる証言を得たものと思われる。
そういったことから、いろんな証拠が固まっているということで、今回の立件に踏み切ったと思われる。》

▼違法献金西松建設前社長が発案か
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4075727.html
民主党小沢代表の公設第一秘書が逮捕された違法献金事件で、違法献金の方法は西松建設の前社長が発案し、献金額なども具体的に指示していた疑いがある事がわかりました。
 この事件は、企業から政治家個人への政治献金が禁止されているにも関わらず、政治団体を隠れ蓑に西松建設から献金を受け取った疑いで、民主党小沢一郎代表の公設第一秘書、大久保隆規容疑者(47)と、西松建設の前社長、国澤幹雄容疑者(70)らが逮捕されたものです。
 関係者の話で、こうした違法献金システムは、国澤容疑者自らが発案し、献金先や金額なども具体的に決めて、指示していたことが新たに分りました。
 2つの政治団体からは、複数の自民党の大物議員へも献金がされていましたが、特捜部の調べによりますと、小沢代表側への献金は、ここ10年で少なくとも1億8000万円に上り、突出した金額になっているということです。
 調べに対し大久保容疑者は、「西松建設ではなく、政治団体からの献金だと認識していた」などと容疑を否認しているということですが、特捜部は、今後、小沢代表の認識など慎重に調べる方針です。》

▼西松ショック! 多額の資金提供受けた自民議員は?
http://www.data-max.co.jp/2009/03/post_4774.html
《「新政治問題研究会」「未来産業研究会」の政治資金提供の実態を調べたところ、政治家本人が代表を務める資金管理団体に対しては、小沢代表の「陸山会」の他に、自民党森喜朗元首相の「春風会」と同・尾身幸次財務相の「幸政会」への寄附が目立つ結果となった。
森元首相資金管理団体「春風会」に対しては、「新政治問題研究会」から02年100万円、03年200万円(内100万円はパーティ券)、04年100万円、05年200万円、06年200万円の合計800万円。
 尾身元財務相の「幸政会」には、01年130万円(30万円はパーティ券)、02年300万円、03年300万円、04年200万円、05年200万円、06年200万円で合計1,330万円となっていた。
 また、ふたつの西松建設政治団体は、自民党二階派政治団体「新しい波」(代表・二階俊博経産相) に対しても、パーティ券購入の形で政治資金を提供していた。「新政治問題研究会」が05年246万円、06年220万円で計466万円、「未来産業研究会」が2年間で計312万円を支出しており、ふたつの西松建設政治団体で総額778万円となっている。二階経産相側に対しては、別の政治資金パーティにも支出していた。
 「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」の収入原資が、事実上西松建設の金であったとするなら、「寄附」として扱われた政治資金提供のうち、政治家本人が代表を務める資金管理団体への寄附は、政治資金規正法で禁止された政党及び政治資金団体以外の政治団体に対する寄附(企業献金)だったことになる。もらった側に、西松系政治団体の収入原資が、西松建設自体の金であるとの認識があれば、小沢代表の「陸山会」同様罪に問われる可能性が生じる。》

▼西松絡みの資金、適切処理=二階経産相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009030300947
西松建設OBを代表とする政治団体にパーティー券を購入してもらっていた自民党二階派会長の二階俊博経済産業相は3日夜、「(政治資金規正法に基づき)ちゃんと届け出ている。問題はないと聞いている」と述べ、適切に処理していると強調した。首相官邸で開かれた経済財政諮問会議に出席後、記者団の質問に答えた。》